DPAドローン操縦士回転翼3級 はどんな資格?メリットは?【徹底解説】
この記事はこんな方に向いてます:
・DPAの資格を取得したい方・検討中の方
・ドローン初心者の方
・ドローン操縦士回転翼3級 の受験時期、方法、受験内容など知りたい方
農業や測量などの業務に従事している人で、一度はもっと手軽に業務を完結させたいと考えてことがあるのではないでしょうか?そのための手段としてドローンを活用するのはどうでしょう。ビジネス以外にも空撮などの趣味としてドローンを飛行させたいのならぜひドローンの資格を習得することをおすすめします。
今回は「ドローン操縦士回転翼3級」の資格の詳細について解説していきたいと思いますので、ぜひ資格取得を検討されている方は参考にしてください。
①運営団体
一般社団法人 ドローン操縦士協会(略称:DPA(ディーパ)は、2016年6月15に設立され、ドローン操縦士の技術や技量の発展を図ることを目的として活動しています。ドローン航空業界の安全確保につとめ当該技術・知識の普及と諸般の研究調査を行い、ドローンの健全な発展を促進しています。
主な事業としてはドローンの資格認定業務に加え、操縦士の技術向上のための教育、ドローン事業会社の海外事業への展開の支援など行っています。
他にもドローン時事業に関するコンサルティングなど様々な活動を行うなど、幅広い事業を手掛けていることが大きな特徴といえるでしょう。
また、系列の認定スクールを開校しており、全国各地に幅広く展開しています。DPA認定校は国交省認定のDPA標準のカリキュラムを採用しています。全スクールで屋内施設を完備しているので天候に左右されることなく飛行練習を行うことができることがポイントです。
②資格の概要
この資格はDPA認定資格として2016年から運用を開始しました。最短でも2日間で習得できる資格として、短期間で資格を習得したい方から人気が出ています。その他にもドローン初心者でも取得しやすい資格として広く認知されている資格となっています。
「ドローン操縦士回転翼3級」を取得していればドローンの操縦士として安全な飛行のための操縦技能と知識を取得していることの証明になります。もし、この資格を取得したいのであればDPAの認定校からカリキュラムを受講するといいでしょう。DPAの認定校は日本全国に開校していますので、とても通いやすいです。
「ドローン操縦士回転翼3級」を取得するには
① DPAの認定校でドローンを安全に飛行させるための方法や航空法などを学ぶ
② 10時間以上の飛行の経験を得ることで資格取得のための試験を受験(実技試験、筆記試験)する
③ 上記の試験に合格する
①〜③を行うことで資格の申請をすることができます。
資格の申請を行う際に、DPAのサイトで「技能会員」に登録する必要があります。登録時に資格申請の書類のアップロードが必要になります。その際ライセンスカード用の写真を用意しておくとスムーズに申請がはかどります。写真のサイズは縦640px/横480px以上のもので、3か月以内に撮影したものが必要です。
その他に本人確認書類として運転免許証やパスポートなどが必要となりますのでこちらも準備しておいてください。
申請するとDPA認定資格証明書となる「ドローン操縦士回転翼3級」のライセンス証書とライセンスカードが発行されます。またライセンスの発行まで5営業日程かかるものとみて発行するとよいでしょう。
*DPA=一般社団法人ドローン操縦士協会
③メリット
ドローン操縦士回転翼3級の資格を取得すると下記のようなメリットを得られます:
中でも最も感じられる利点は飛行許可申請の一部簡略化でしょう。その他にもドローンを運航するために土地の所有者や近隣の住民への説明など行うのが容易になるでしょう。
またビジネスでドローンを活用していく際には資格を持っていることによって「ドローンの運行において、一定の技量がある」照明となるのでクライアントからの信頼を得やすいという利点があります。
持っているスキルが高いと認められば、ドローンビジネスが軌道に乗っていく可能性もあるのではないでしょうか。
試験に合格した場合、「DPA資格ロゴデザイン」をダウンロードすることによって資料や名刺に掲載することができます。このデザインはDPA技能会員限定のサイト内、マイページから「資格情報/DPA資格ロゴ取得」からダウンロードすることができます。
④受験対象
「ドローン操縦士回転翼3級」の資格所得の対象年齢は15歳以上となっています。
また対象年齢の他にも下記のような取得条件があるのでよく確認をしておきましょう。
・10時間以上の飛行経験の有無
・両目の視力が0.7以上、片目が0.3以上の視力があること
・赤、青、黄色の識別ができていること
・筆記試験と実技試験を合格していること
・「安全運航管理基礎講座」を修了済みであること
視力や色覚など身体的な条件も取得に必要な条件となっているので、資格の受験をする前に確認をしてから、受講を検討するといいでしょう。
⑤受験に必須の技術と知識
「ドローン操縦士回転翼3級」の試験に合格するためには下記のようなドローンの技能、知識が必要になります。
・小型無人航空機(ドローン)を安全に運行させるための基礎知識
・小型無人航空機(ドローン)を安全に操縦するための基礎技能
・航空法
・ドローンの構造や機能への知識
・ホバリング飛行からの左右移動や前後の移動、前後斜め移動の飛行技術
・四角移動、円移動、4方向ホバリング
・左右、対面四角移動、進行方向四角移動
・水平回旋、前・横・前方斜めからの着陸、八の字飛行
またドローン操縦士回転翼3級では、目視外飛行は含まれないものとなっています。すべての技能が目視した状態で行えるため、ドローン初心者でも習得しやすいことが大きな特色です。
⑥費用感、試験会場
この資格の受験料はスクールによって異なりますが、受講料と一緒に認定校に納付をする必要があります。
受講料は25〜30万円程度かかる場合が一般的です。資格有効期間中に資格内容に変更が発生した場合は「ライセンスカード追記・再発行手数料」を支払うことが特徴となっています。
認定資格に関する費用は下記の通りです。
・技能認定料 25,000円
・技能会員証発行手数料 12,000円
・ライセンスカード追記/再発行手数料 6,000円
認定資格の有効期限はテストの終了日から2年間となっています。
更新したい場合は手続きを忘れないようにしてください。また、更新する際、手数料として20,000円必要になります。更新手続きを行う際に自動付帯保険及び任意付帯保険に加入手続きを行うことが可能です。
また、ドローン操縦士回転翼3級の試験はそれぞれの認定校で受験することができます。ほとんどの場合カリキュラムの最後、講習の最終日に試験を受験することができます。講習で受けた内容と同じく操縦を行うため、講習の内容を覚えていれば、スムーズに資格を手にすることができるでしょう。
⑥まとめ
初心者にとっても比較的挑戦しやすい資格といえるドローン操縦士回転翼3級。基礎を学びたい方やドローンを安全に飛行させたい方でも資格を取得することによって安全に操縦させることができるでしょう。もし資格取得を検討しているのであれば、DPAのサイトから詳細を確認してみてくださいね。
30代会社員。ドローン歴5年。ドローンの最新技術、資格関連やイベントの最新情報を届きたいと思いサイトを開設しました。
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