最終更新日: 2024.02.15

ドローン操縦士回転翼3級 インストラクターはどんな資格?【徹底解説】

ドローン好きお兄さん


この記事はこんな方に向いてます:

・DPAの資格を取得したい方・検討中の方
・インストラクターになるため資格の取得を検討してる方
・ドローン操縦士回転翼3級 インストラクターの受験時期、方法、受験内容など知りたい方


ドローン後進国と言われることもある日本ですが、近年ドローンの注目度が飛躍的に上昇したこともあり、飛行ルールの改定や制度の見直しなどが行われました。それに加え日本各地でドローンスクールが開校される、民間資格の認定など、ドローンに関する環境が徐々に整えられています。
今回は日本国内で取得できる資格の中で「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」について解説していきます。

①運営団体


一般社団法人 ドローン操縦士協会(略称:DPA(ディーパ)は、2016年6月15に設立され、ドローン操縦士の技術や技量の発展を図ることを目的として活動しています。ドローン航空業界の安全確保につとめ当該技術・知識の普及と諸般の研究調査を行い、ドローンの健全な発展を促進しています。
主な事業としてはドローンの資格認定業務に加え、操縦士の技術向上のための教育、ドローン事業会社の海外事業への展開の支援など行っています。
他にもドローン時事業に関するコンサルティングなど様々な活動を行うなど、幅広い事業を手掛けていることが大きな特徴といえるでしょう。
また、系列の認定スクールを開校しており、全国各地に幅広く展開しています。DPA認定校は国交省認定のDPA標準のカリキュラムを採用しています。全スクールで屋内施設を完備しているので天候に左右されることなく飛行練習を行うことができることがポイントです。

②資格の概要


「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」は回転翼航空機の実地技能と実地のための基礎知識を認定する民間資格です。
この資格は取得していることでドローンインストラクターを目指すこともでき、その他にも高いレベルでの空撮、農薬の散布やインフラの点検などより幅広い業務を行うことができます。さらに1級や2級を取得することができるようになると外壁の点検や荷物の配送、被災した地域での調査や創作などにもドローンを活用することができるようになります。
活動の幅が広がる一方でこの資格を受験できるのはドローンの操縦の上級者に限定されています。またこの資格を取得することによりライセンスナンバーが発行されます。

③メリット


この資格を取得することにより「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」のDPA資格ロゴデザインを名刺や資料などに利用することが可能となります。もしDPA資格ロゴデザインを利用する場合はDPA公式サイトの資格ロゴ取得ページから画像データをダウンロードし、利用しましょう。
また名刺などに使うことでビジネスでドローンを運用する際に自身のスキルを証明し、案件獲得に有利に動きやすくなることも。資格を取得していることでクライアントから安定した案件を受注できる可能性が高まっていくことでしょう。

このようなメリットがあります:

・知名度が高い資格で信頼性が高いため、ブランド力が重要視してる方(法人)にもおすすめ。案件獲得に有利になる。
・DPA資格ロゴデザインを名刺や資料などに利用することが可能となります。
・認定を受けることによって、無人航空機飛行申請手続きの一部が免除されるため、スムーズに申請できる
・インストラクター認定でインストラクターとして活動することも目指せる
④受験対象


対象年齢は18歳以上となっておりますが、年齢の他に視力や色覚などの身体的な条件も設けられています。どのような条件が設けられているか心配な方は一度公式サイトなどで確認しておくとよいでしょう。

以下、設けられている条件の一部になります。
・視力が両眼で0.7以上あり、片目が0.3以上あること(眼鏡やコンタクトレンズなどで矯正は可。)
・赤、青、黄の識別ができること
・ドローン操縦士回転翼3級を取得していること
・延べ50時間以上の飛行の経験があること
・ドローン操縦士回転翼3級の実用知識と技能を受講する際、必要な基礎知識を取得していること

この他、海外の方が受講することも可能ですが日本語での試験となりますので日本語での読み書きの技能が必須となります。
また満18歳以上で受講ができるため、70代でも挑戦する方がいらっしゃることもあるそうです。

⑤受験に必須の技術と知識


「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」の試験に合格するためには下記のようなドローンの技能、知識が必要になります。

・ドローンでの撮影方法
・各方向への四角移動
・ドローンのメンテナンス方法
・ドローンのバッテリーの交換方法
・航空法の知識
・水平での回旋飛行
・産業用ドローンの操縦方法
・斜め下降飛行
・進行方向への四角移動

など、ドローンの操縦方法の他に機体の管理さまざまなドローンに関する知識を取得する必要があります。特にドローンを安全に運行するには欠かせない航空法に関する知識などは十分に理解しておく必要がありますね。

⑥費用感、試験会場


この資格の受験料はスクールによって異なりますが、受講料と一緒に認定校に納付をする必要があります。
受講料は70万円程度かかる場合が一般的です。資格有効期間中に資格内容に変更が発生した場合は「ライセンスカード追記・再発行手数料」を支払うことが特徴となっています。

認定資格に関する費用は下記の通りです。
・技能認定料 25,000円
・技能会員証発行手数料 12,000円
・ライセンスカード追記/再発行手数料 6,000円

資格の有効期限は2年間です。更新時に「技能会員証発行手数料」として12,000円をDPAに支払います。また更新手続きを行う際に自動付帯保険及び任意付帯保険に加入手続きを行うことが可能です。

また「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」の試験はドローンスクールで受験することができます。ですが、座学と実技の試験の実施場所が異なるスクールもあるので試験会場の事を含めて、受講するスクールを決めておきたいですね。

⑥まとめ


この「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」の資格はより繊細な飛行技術やドローンに関する深い知識を求められます。ドローンを実際に操作して業務にあたることはもちろん、インストラクターとして指導する立場になることも選択できるのでビジネスで利用したいと考えているのでしたら一考の価値がある資格です。
もし、スクール選びに迷ってしまった場合は公式サイトから認定校を探し、検討してみるとよいでしょう。

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