【ドローン免許】主流となってる民間資格を6つ紹介!【運営団体の説明・特徴】
現在、日本での資格取得の主流となっている民間6団体。資格を取得したいと思う際に、まずはそれぞれの団体をもっと知りましょう。
この記事はこんな方に向いてます!
・主流となってる資格を取りたい人
・各資格を発行している団体の情報を知りたい人
①免許の必要性について
免許があると一定以上の操縦技術がある、と簡単に認識できて便利ですよね。
2022年の12月5日に施行される航空法改正からドローンの国家資格の導入により、新たな資格・基準が設けられ今まで飛行が許可されなかった場所への飛行の解禁や共通運行ルールの見直しなどドローンに対して航空法の様々な改善が行われてきました。
もし、あなたがドローン事業に参入したい、もしくは一定以上の大きさのドローンを飛ばしたいと考えているのならば免許の取得は必須と言えるでしょう。
②主流となっている民間のドローン免許・認定資格は?
現在、日本での資格取得の主流となっている民間団体は下記の6団体になります。
一つの団体でも複数の資格を発行している場合もありますので、資格の特徴を踏まえて自分に合う資格を決めてみてはいかがでしょうか。
③各種資格の発行している団体の背景・紹介
前述の6つの団体の詳細についてもう少し詳しく解説していきます。各種資格の詳細を確認して取得する資格を検討してみてくださいね。
└─ 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
無人航空機安全運航管理者の資格を認定、運営している会社はJUIDAになります。JUIDAは、一般社団法人日本UAS産業振興協議会のことで、現在日本最大のドローン管理団体です。無人航空機の産業振興と市場創造支援に取り組んでいます。また、Japan Drone Expoと呼ばれる無人航空機の単独展示会の主催を担っていることでも有名です。
ドローンだけでなく空飛ぶ車などの発展を推進するため4つの柱を掲げ活動しています。(教育/市場創造/安全規格/国際関連)
JUIDA認定のスクールは全国に300校近くあり、定例セミナーなどの活動も開催されています。
全国に300校以上展開しているので、比較的通いやすく取得しやすい資格。認定スクールを修了すると無人航空機操縦技能証明証が取得できます。
一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が認定している資格:
■無人航空機安全運航管理者証明証
■安全運航管理者証明証
上記の資格は講座の修了に加えて筆記試験で合格することにより資格を取得できます。無人航空機安全運航管理者証明証を取得するとドローンの運行に十分な安全と法律の知識を有していることの証明となるものです。
そのうえでさらに高度な講習の受講歴、飛行業務の履歴がある場合、安全運航管理者証明証の取得が可能になります。安全運航の知識に加えリスクアセスメントを習得している操縦士は無人航空機安全運航管理者証明証の申請をすることでより専門性を高めることができます。
※リスクアセスメント→危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づく措置のこと。
簡単に言うと事業場にある危険性や有毒性の特定、リスクの見積り、優先度の設定、リスク低減措置の決定の一連の手順の総称です。事業者はこの結果に基づき、適切な労働災害対策を講じる必要があります。
ただし、証明書は交付日から2年間のみ有効なので失効しないように注意が必要。
また、国家ライセンスが施行された後はこの資格を持っていることで「国土交通省への飛行許可・承認」に利用することができます。
└── DJI JAPAN
世界の大手ドローンメーカーのDJIの日本法人のDJI JAPANは、2005年に設立されて、ドローンの専門メーカーです。さまざまな分野で活躍していくドローンを数多く製造しています。ドローンの初心者・経験者でも一度は聞いたことのある有名なメーカーと言えるでしょう。
製造しているドローンの種類は多岐にわたり、測量や装置の点検などを行うドローンや消火や救助など安全に役立つドローンまで幅広い現場で活躍します。
ドローンの大手メーカーDJI JAPANが認定している資格
■DJI CAMPスペシャリスト
■DJIインストラクター
■DJIマスター
DJI CAMPスペシャリストはドローンの大手メーカーが認定している資格ということもあり、DJI製のドローンを適切に操縦するための資格と言えます。仕事でDJI製品の飛行操縦経験が10時間以上の方でないと、場合受講することができません。
国交省認定資格ではないもののこちらの認定資格を取得するとDJI公認ドローン保険が割引きになるというメリットがあります。
DJIインストラクターは、DJIスペシャリストの教育、監督、技能資格証明を行い、同時に認定責任を負うことができる証明になる資格です。
DJIマスターは、インストラクターのさらに上位にあたります。DJI JAPAN 株式会社が総合的な選考により直接任命となり、講座の内容と申し込みの方法は非公開です。
└─ 一般社団法人 日本ドローン協会(JDA)
日本ドローン協会(JDA)は、2015年4月よりスタートしたドローン講習/検定会の「認定協会」です。ドローン産業の健全な発展のために、無人航空機の安全に関わる知識と、高い操縦技能を有する人材の養成し、資格の認定も行っています。
他には、教育や防災、スポーツや映像編集など幅広い分野でドローンの活用を支援しています。
教育面では小学生のプログラミング授業を開催したり、教育機関の教員/生徒向けの出張講座、授業カリキュラムの相談・提案も進めています。
防災面では、災害時のペットの捜索・救出・保護など、実際にドローンが防災の現場で活用することも検討しています。
実績としては、不動産PR空撮、測量、各種点検、プラント、土木、ソーラーパネル、観光PR、会社の広告PV作成などドローンを利用した経験があります。
日本ドローン協会(JDA)が認定している資格
一般コース
■UAV 3級操縦士技能証明
■UAV 2級操縦士技能証明
■UAV 1級操縦士技能証明
■インストラクターコース
■学科のみ(座学のみ)コース
スペシャリティー :農薬散布コース
■追加でアグリフライヤー
■農薬散布のみのコース
■2級+農薬散布コース
■2級+ 3級+農薬散布コース
スペシャリティー :自宅で受講出来るオンライン web 講座
■JDAドローン安全管理者講座
■赤外線カメラ活用講座
こちらで発行している資格は全4種ですがそのうちUAV 操縦士技能証明の1級~3級までが国交省認定資格です。
この資格は原則3級から受講可能となっていて、2級、3級であれば学科と実技両方の講座が行われています。
学科試験であればオンライン受講が可能であり、ドローンの操縦体験会や機体のレンタルも行っているので比較的挑戦しやすいものと言えます。また、農薬散布に関する専門コースが多く、ビズネスとしてドローン使いたい方におすすめです。
他には、JDAドローン安全管理者講座、赤外線カメラ活用講座・検定と防災/減災ドローン講習・検定も随時開催しています。
└─ 一般社団法人国際無人航空機協議会(IAU)
一般社団法人国際無人航空機協議会(IAU)は、ドローン操縦士及び安全運行管理者の技術認定及びライセンスの発行、ドローンに関する研修及び教育やドローン関連のアプリケーションを開発する団体です。
協会理念は「世界が直面する諸問題に取り組むため、無人航空機に関する最先端技術の発展と普及、並びにその適正かつ公正な利用を促進するための機関となり、社会の発展に寄与する」ことです。
一般社団法人国際無人航空機協議会(IAU)が認定している資格
■操縦技能認証
■安全運航管理責任者認証
■無人航空機操縦技能認証
■産業用無人航空機操縦技能認証
■無人航空機安全運航管理責任者
全国各地の認定スクールで資格を取得することが可能です。講座内容は公式サイトでは詳しく記載されていないため、それぞれのスクールに問い合わせすることが必要になります。
└─ DPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)
一般社団法人 ドローン操縦士協会(略称:DPA(ディーパ)は、ドローン航空業界の安全確保につとめ当該技術・知識の普及と諸般の研究調査を行い、ドローンの健全な発展を促進しています。主な事業として、ドローン操縦士の技術認定ライセンスの発行 やドローン操縦技術向上のための研修・教育になります。
DPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)が認定している資格
■ドローン操縦士 回転翼3級
■ドローン操縦士 回転翼3級 インストラクター
産業への利用を目的とした講習内容により、高度な操縦技術を習得することができます。
技能講習自体は少人数制のところが多いですが、常設の施設を保有しているため天候にかかわらず受験できるのが魅力です。
知名度が高い資格で信頼性が高いため、ブランド力が重要視してる方(法人)にもおすすめです。認定を受けることによって、無人航空機飛行申請手続きの一部が免除されるため、スムーズに申請できます。
└─ ドローン検定協会
ドローン検定協会は、無人航空機を取り扱う従事者の知識レベルを客観的に評価し、その資質向上と周囲の方への理解を広めることを目的として無人航空従事者試験(ドローン検定)を実施しています。また、国土交通省から認可を受けた登録講習機関として、無人航空機の免許取得をトータルでサポートいたします。
運営の理念としては、誰でも安全で、適切な知識と技量をもつ、法律を守りながらドローンを適切に普及させることです。
無人航空従事者試験(ドローン検定)の実施は平成27年から始まり、2023年時点で45回ほど開催されてます。今まで1〜4級の認定数は、約50,000人ほどになっています。
日本ドローン協会が認定している資格:
一般コース
■ドローン検定1級
■ドローン検定2級
■ドローン検定3級
■ドローン検定4級
ドローン検定は1~4級までの難易度が用意されており、試験の内容は、用語や機体の構造といった基礎知識から、飛行に関する特性、電気電子工学、航空力学、気象学、関連法規などを問う問題となっています。 級数に応じて出題範囲と難易度が異なります。 この検定の最大の特徴としては、学校に通わずに試験の内容を習得できることです。受講したい方はテキストを購入し、自宅で勉強できます。実務テストや講座がないため、受験料は他の資格と比べて大幅に安くなります。(1級→18,800円、2級→12,900円、3級→6,600円、4級→3,200円)
④この6つの団体の資格を取得するそれぞれのメリットは?他にはどんな団体がある?わかりやすい比較表はこちら!
上記の紹介は今主流となっている6つの団体になります。上記の6つ以外も、他の団体も合わせて比較したい方は、こちらからご覧ください。
一覧表では、上記に紹介した団体を含めて、全9団体の
それぞれの資格を取得したメリット・コースの種類・内容と値段も記載しています。
⑤まとめ
いかがでしたでしょうか。ドローンの資格や免許がたくさんあって選ぶのが大変そうですね。お金も時間もかかることなので慎重に自分に合った資格を選んでいきたいですね。
国家資格のほうは今現在、公開されている情報が少ないこともありまだ検討中という方も多いと思います。情報が公開されればあなたの選択肢がきっと広がっていくことでしょう。
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