最終更新日: 2024.02.15

【プログラミングも学べる】telloとはとは?【詳細解説!】


初めてドローンに触れるには操作しやすく、親しみやすいトイドローン。
その中でもtelloはプログラミングも学ぶことができるので教材としても注目を浴びています。操作しやすいこともあって安全に飛行を行うことができるtelloはプログラミングスクールでも導入される機会も増えているようです。
今回は子供でも本格的な飛行を味わえるtelloについて解説していきたいと思います。

ドローン好きお兄さん


この記事はこんな方に向いてます!

・子供向けのドローンを探してる方
・自分の学校用にドローンの教材を探してる先生方
・ドローンプログラムの勉強を始めたい方

①トイドローンtelloってなに?
  └─ ドローン入門機としてのtello


RYZETECH社から販売されたtelloに導入されているのはドローン業界大手のDJIの技術が使われています。比較的安価で購入できるトイドローンの中でも1万円前後で購入できるtelloは安定して飛行しやすい機体ということもあり、子供や初心者の最初に触れるドローンとして選ばれやすい傾向があります。

まずは公式サイトからのスペックを見ていきます:


【機体】
重量:約80 g(プロペラとバッテリー含む)
サイズ: 98×92.5×41 mm
プロペラ: 3インチ 
内蔵機能: 距離計、気圧計、LED、ビジョンシステム、2.4 GHz 802.11n Wi-Fi、720p
ライブビューポート: Micro USB充電ポート

【飛行性能】
最大飛行距離: 100 m
最大速度: 8 m/s
最大飛行時間: 13分
最大飛行高度: 30 m


機体の重さはわずか80gで軽量級ですが、内蔵機能は距離計、気圧計、LEDなど揃えてって、一般のドローンと匹敵します。脱着式バッテリー(1.1AH/3.8V)を使用し、飛行時間は13分ほど、最大飛行距離は100mとなっています。
もしももう少し長い時間飛行させたい場合は予備のバッテリーの購入がおすすめです!

  └─ ドローンプログラム Scratch(スクラッチ)が学べる


Scratch(スクラッチ)とは、ビジュアルプログラミング言語です。
Scratchはブロックをつないでいくだけでプログラミングすることができます。現在小学生向けのプログラミング言語として使用されています。
このScratchが学べるのがtelloです。Scratchでプログラムを実装すれば自動的に飛行することも可能となっています。離着陸や回転や移動などもスムーズに行えるようにもプログラミングできます。

②トイドローンtelloの特徴・メリット


トイドローンは「世界一楽しいドローンを作る」を理念として開発されました。
この機体は子供でも飛ばしやすいドローンとして幅広い世代に愛されています。
それでは操作しやすいといわれているポイントについて詳しくお話していきましょう。

下記の5つ特徴について解説します。

 高い安全性を誇る耐久性
 スマートフォンアプリを使用した操作
 搭載されている多彩な飛行モード
 EIS(電子式映像ブレ補正)対応
 飛行許可を取得する必要が無い
  └─ 高い安全性を誇る耐久性


誤って操作してしまい落下してしまった場合でも、耐久性のある設計となっているので安心です。プロペラガードが取り付けられているので、衝撃に強い点も大きな特徴となっています。ただし、風の強い屋外では飛行が不安定になりやすく、初めての飛行の際は屋内での飛行をおすすめします。またバッテリーの残量が無くなってしまうとドローンのコントロールも失ってしまうので飛行前に十分なバッテリーがあるか確認しましょう。

  └─ スマートフォンアプリを使用した操作


telloを操作するためにはスマートフォンかタブレットなどの端末が必要です。操作する前にtelloアプリをダウンロードする必要があります。直感的に利用しやすいので子供でも飛行させやすいことが特徴です。コントローラー型の操作機も販売されていて、スマートフォンに装着することができます。装着させればレバーで操作することができるようになり、ゲーム感覚でドローンを操作することができます。

  └─ 搭載されている多彩な飛行モード


telloにはThrow&Go、Bounce、8D Flipsなどの機能が搭載されているため複雑なトリックを使った飛行ができるようになっています。
Throw&Goのモードではドローンをトスすればその場でホバリングできます。
Bounceのモードでは飛行中、30cm~1mの高さを上下しながら撮影が可能です。
8D Flipsのモードでは操作画面でスワイプさせると宙返りなど本格的な飛行ができるようになります。

  └─ EIS(電子式映像ブレ補正)対応


操作が安定しない中でもEIS(電子式映像ブレ補正)に対応しているので滑らかな映像を撮影することができます。ですがさらに安定した映像を撮影したいのでしたら低速モードでの撮影をおすすめします。また500万画素の映像を撮影できるのでSNSを利用してのシェアができることが特徴です。ですが上位機種のドローンと比べると映像の粗さが際立ってしまいます。

  └─ 飛行許可を取得する必要が無い


通常200g以上の重量のドローンを飛行させるためには申請が必要になる場合がありますが、telloは総重量、約80g(プロペラとバッテリーを含む)なので飛行の申請をする必要がありません。ですが、トイドローンでも公演の条例や小型無人機等飛行禁止法を順守する必要があるので飛行前に確認することが重要です。

③telloを操作する上での注意


これまでtelloのメリットを詳しく挙げてきましたがここから先はデメリット、注意点をお話ししたいと思います。飛行させる際の音がやや大きいので、飛行させる場所や時間帯に注意を払うべきです。またドローンの羽がぶつかってしまい怪我をしてしまうなどの事例も報告されているので、たとえ高い安全性のある機体であっても飛行時には万全の注意をして操作してください。
ドローンは少し操作するだけでも大きく傾くので、他の機体と比べると操作感が異なっていると感じることもあるようです。また撮影した映像にノイズが映り込みやすいことも欠点と言われています。本格的な撮影がしたいのであれば、他の機体を選んだ方が賢いといえるでしょう。もちろん、初めて操作するドローンとしてはおすすめですが、飛行に慣れてから他の機種へと切り替えていくといいでしょう。

④プログラミング機能搭載


プログラミング機能が搭載されたtelloは子供向けのアプリやソフトウェア開発キットを用いたプログラミング学習まで幅広く対応できます。
telloの通常版でもドローンのプログラミングは可能ですが、もっとしっかりプログラミングをしたいのであればtello(EDU)を選択するといいでしょう。
telloを飛行させることによってプログラムが正常に動作するまでの流れを学習することができるので、楽しみながらプログラミング学習をさせてあげたいと検討されている方に一押しです。

⑤まとめ


telloのドローンは開発理念の通り、楽しく飛ばすことができるものですね。
高い操作性で初心者から子供まで手軽に楽しく飛行させることができ、おまけにプログラミング学習にまで使える、素晴らしい機体です。
ですがもしお子様が飛行させる場合は必ず保護者が付き添うなどして、配慮が必要になってくるかと思います。もしあなたが最初の機体を選んでいるのなら、いいところも悪いところも含めて検討してみてくださいね。

※本記事の画像の一部は公式サイトから引用いたしました。

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